「隠れ家」を実現した、小粋なセカンドハウス
澄んだ空気の中、聞こえてくるのは鳥のさえずりのみ。箱根の静かな緑の林の中に、その「隠れ家」は建っています。ここは、辻堂に住むYさんご夫妻のセカンドハウス。お子さまが独立されたこともあり、「大自然の中、のんびり暮らせる家を建てたい」というかねてからの夢をこの地で見事に実現されました。
家づくりのコンセプトは「小さな隠れ家」。念願の薪ストーブは、寒い日でも火を灯せばすぐに暖かくなり、焔のゆらめきを見ているだけで飽きないといいます。温泉を堪能できるのもこだわりのポイント。浴室からつながるウッドデッキには、露天風呂を設置しました。「林の景色を眺めながら温泉につかれるのは本当に幸せ」とご夫妻はにっこり。
設計・施工を担当したのは、土地選びの段階から助言をもらっていたというZen建築事務所。ご自宅のメンテナンスなどで30年以上の付き合いがあり、お願いするのは当然の流れだったといいます。「林の景観を楽しめる窓の配置など、立地を活かして家を建ててくれました。窓の外を眺めながらハラハラと木々の葉っぱが風に揺られているのをみると、『ここにして良かったな』と心から思えるんですよ」。